チーズインハンバーグを焼いたら、楽しみにしていたチーズが外へ流れ出てしまった……ということはありませんか。
チーズが出てしまう原因は、肉だねのひび割れや包み方、チーズの位置、焼くときの火加減などが関係しています。
チーズを中央に置き、肉だねの厚みをできるだけ均一にして、表面のすき間をなくしておくことが失敗を減らすポイントです。
この記事では、チーズインハンバーグからチーズが出る主な原因と、包み方・焼き方のコツを紹介します。
チーズインハンバーグからチーズが出る主な原因
チーズインハンバーグからチーズが出る原因として考えられるのは、主に次のようなものです。
- 肉だねの表面にひび割れやすき間がある
- 肉だねの厚さが均一になっていない
- チーズが中央からずれている
- チーズを入れすぎている
- 肉だねに空気が残っている
- 火が強すぎる
ひとつだけではなく、いくつかの原因が重なってチーズが流れ出ることもあります。
肉だねのひび割れやすき間
チーズは加熱するとやわらかくなるため、肉だねにすき間があると、そこから外へ流れ出しやすくなります。
特に確認したいのが、上下の肉だねを合わせた継ぎ目・側面・底面です。
上から見るときれいに包めているように見えても、側面や底に薄い部分が残っている場合があります。
成形したら全体を見て、目立つひび割れやすき間がないか確認しておきましょう。
チーズが中央からずれている
チーズが端に寄っていると、その部分だけ肉だねが薄くなり、加熱中にチーズが出やすくなります。
チーズはできるだけハンバーグの中央に置き、上下だけでなく側面にも肉だねの厚みを持たせることがポイントです。
チーズの入れすぎにも注意
チーズをたっぷり入れたくなりますが、肉だねの大きさに対して量が多すぎると、きれいに包むのが難しくなります。
チーズの量を増やすことで周囲の肉だねが薄くなってしまう場合は、少し量を減らしてみましょう。
チーズが出にくい包み方のコツ
チーズを漏れにくくするために大切なのは、チーズを中央に置き、周囲を均一な厚さの肉だねで包むことです。
一枚の肉だねで包み込むのが難しい場合は、肉だねを上下に分けてチーズを挟む方法もあります。
肉だねを2つに分けてチーズを挟む
- 肉だねを2つに分けます。
- 下側の肉だねを手のひらで広げます。
- チーズを中央に置きます。
- もう一方の肉だねを上から重ねます。
- 上下の肉だねの端をしっかりなじませます。
- 側面や底に薄い部分がないか確認します。
チーズの端が肉だねの外側近くまで来ている場合は、包んだときに肉が薄くなりやすくなります。
スライスチーズを使う場合は、小さく折りたたんで中央に置くと包みやすくなります。
継ぎ目とひび割れをなくす
上下の肉だねを合わせたら、継ぎ目を指の腹でやさしくなじませます。
表面だけをなでるのではなく、肉だね同士がきちんとつながっているか確認しましょう。
最後にハンバーグを一周見るようにして、側面や底面にもひび割れがないかチェックします。
肉だねの空気を抜いて表面をなめらかにする
肉だねを成形するときは、中に大きな空気のすき間が残らないようにします。
肉だねを左右の手のひらで数回軽く受け渡し、形を整えましょう。
強くたたきつける必要はありません。表面がまとまり、目立つひび割れがなくなれば十分です。
チーズを包んだ後も、強く握ったり押しつぶしたりせず、全体をやさしく整えます。
チーズは小さくまとめて中央に入れる
チーズは広げて入れるよりも、できるだけ中央にまとまるようにすると包みやすくなります。
スライスチーズ
スライスチーズは、そのまま広げて入れるより、小さく折りたたんで使うと中央に収めやすくなります。
チーズの角や端が肉だねの表面近くまで来ないようにしましょう。
プロセスチーズ
固形のプロセスチーズを使う場合も、大きすぎるものを入れると周囲の肉だねが薄くなります。
ハンバーグの大きさに合わせて、無理なく包める量に調整しましょう。
モッツァレラチーズ
水分の多いモッツァレラチーズを使う場合は、キッチンペーパーなどで表面の水気を取ってから使うと扱いやすくなります。
どのチーズを使う場合でも、たくさん入れることより、肉だねの中央にきちんと包める量にすることがポイントです。
チーズが出にくい焼き方
きれいに包めても、焼いている途中に何度も動かしたり、強く押さえたりすると肉だねが割れる原因になります。
フライパンに入れたら、まず片面に焼き色をつけ、裏返したあとは火を弱めて中までしっかり加熱します。
焼いている途中で何度も触らない
焼き始めたハンバーグは、表面に焼き色がつくまでなるべく動かさないようにします。
何度も裏返したり、フライ返しで押さえつけたりすると、表面に傷やひびができてチーズが流れ出ることがあります。
片面に焼き色がついたら、形を崩さないようにそっと裏返しましょう。
裏返したら火を弱めて中まで加熱する
裏返した後は火を弱め、ふたをして中まで加熱します。
チーズインハンバーグは中心部分に厚みが出やすいため、外側の焼き色だけで火が通ったと判断しないことが大切です。
ハンバーグは中心までしっかり加熱する
チーズが溶けていても、肉に十分火が通っているとは限りません。
ハンバーグなどのひき肉を使った料理は、肉の内部まで病原体が入り込んでいる可能性があるため、中心まで十分に加熱する必要があります。
中心部75℃で1分間以上を加熱の目安にしましょう。
中心温度計がある場合は、ハンバーグの厚みのある肉部分で温度を確認すると判断しやすくなります。
見た目だけでは中心まで十分に加熱できているか判断しにくいため、特に厚みのあるチーズインハンバーグでは注意しましょう。
チーズが流れ出てしまったらどうする?
注意して作っていても、焼いている途中でチーズが出てしまうことはあります。
チーズが流れ出した場合は、無理にハンバーグへ戻そうとせず、まず中の肉まで十分に加熱することを優先しましょう。
フライパンに残ったチーズは、焦げていなければ肉汁やソースとなじませて、ハンバーグにかけて食べる方法もあります。
チーズが出てしまっても味そのものが失敗とは限らないので、次に作るときに「どこから出たのか」を確認しておくと改善しやすくなります。
まとめ|チーズを中央に包みひび割れをなくすのがポイント
チーズインハンバーグからチーズが出るのを防ぐには、包み方と焼き方の両方を意識することが大切です。
- チーズは肉だねの中央に置く
- チーズを入れすぎない
- 上下・側面・底の肉だねの厚さをできるだけ均一にする
- 継ぎ目やひび割れをきれいになじませる
- 肉だねの空気を抜いてから成形する
- 焼いている途中で何度も裏返したり押さえたりしない
- 中心部まで十分に加熱する
特に、チーズを中央に置いて周囲の肉だねを薄くしないこと、表面のひび割れや継ぎ目を残さないことを意識してみてください。
きれいに包めたら、焼いている途中はなるべく触らず、中までしっかり火を通して仕上げましょう。

